Column
【代表飯島の歴史シリーズVol.2】
【代表飯島の歴史シリーズVol.2】
代表の飯島がどのようにしてプロジェクトマネジメント(PM)を極めていき、そこに至るまでの歴史ストーリーを少しずつご紹介していきます。それでは早速いきましょう!!
ある社長との出会いから一念発起、コンビニ店長兼社長の右腕として経営者の修行を始める。そして店舗経営から学んだ、「経営者」と「プロマネ」のベースとなるスキル
※Vol.1から見たい方は https://ict-solution.co.jp/column/1242/ をご確認ください。
コンビニ店長時代
面接のためにコンビニ店舗へ向かった僕を、一人の経営者が待っていました。
バックルームで向き合った時から「オーラ」みたいなものを感じ、只者ではない雰囲気を感じました。
最初は普通の質問から始まりましたが、そのうち社長の理念や考え方、人生論などの話になり、気づけば2時間が経過していました。途中から話に引き込まれた僕は、あっという間に経過した2時間に呆然とし、あまりにも強い衝撃を受けて放心状態になったのを今でも覚えています。
ともあれ、「ニート」だった僕は、たった2時間で「仕事モード」に変身しました。
誇張ではありません。実話です(笑)本当に、僕は一瞬で別人に変化したのです。
元々毎日やりたいことも見つからず悶々としておりましたので、面接を終えた僕は光が差したような気持ちでした。大学を留年し23歳の誕生日を目前に迎えた僕は、5年ぶりに「やりたいこと」に出会いました。そして、この経営者の下で、店舗マネジメントと経営者としての修業を積むことになります。
入社後、店舗勤務を1年ほど経験し、都内の店舗出店のタイミングで僕は店長に就任しました。
社長であるコンビニのFC(フランチャイズ)オーナーのもとで、最終的に東京都内3店舗のマネジメントに携わることになるのですが、所謂コンビニチェーン本部ではなく、FC店の店長なので店舗経営そのものが仕事の中心でした。
アルバイトスタッフとしての経験は長かったので、コンビニの仕事自体に苦労することはなかったのですが、初めての店長なので当然店舗経営に関しては右も左もわかりません。わからなければ、わかる人に聞くしかありません。そこで、僕は毎日わからないことが出てきては社長に電話をかけ、店舗の品ぞろえからスタッフ教育、面接の仕方、お客様のクレーム対応まで、わからないことは何でも相談するようにしました。そして、毎月の経営計画立案から実績数値の管理にも携わることが出来、経営者としての素地が養われた貴重な日々でした。
「守・破・離」という言葉がありますが、まさにまずは社長から全てを吸収するつもりで一つ一つ店舗マネジメントのノウハウを身につけていったのです。
店長としての業務の中で、僕が一番大変だったのはスタッフ教育でした。
教えるのは元々好きでしたし苦になりませんでしたが、「なかなか仕事を覚えない」「目を離すとスグに手を抜く」「何度注意しても直らない」といった問題を抱え、しまいには丁寧に教育しても辞めてしまうこともあり、なかなかスタッフが定着せずに苦労しましたね。
その時の僕は、「人に任せる」とか「人に助けてもらう」という意識が薄く、何でも自分で抱えすぎてしまう傾向がありました。そして店長としての重圧から、いつも張り詰めた態度を取っていたので、きっと周りのスタッフからはとても親しみづらい雰囲気だったのでしょうね。
「なめられてはいけない!」という思いもあり、必要以上に上から目線で話仕掛けていたと思います。それも、人が定着しない原因の一つだったと思います。
組織というものは、一人で運営するものではありません。色んなスキルを持つ人たちが役割分担をしながら、お互いの強みを活かしながら、目標達成のために協力し合って働く場所です。
今でこそ、自分の役割を含めチームで協力して仕事を進めていくのが当たり前に出来るようになりましたが、この当時はそのイメージが出来ていなかったので、スタッフから見ればとても働きづらい環境だったのだと思い、とても反省しています。
しかし、こうして「人で苦労した」ことが、プロマネの基礎となる「個々のスキルに応じて体制と役割分担を整備する」という視点の強化につながったのだと振り返ります。
そして、経営者の直下で実際の経営を動かしながら店舗マネジメントをする立ち位置で得られたことは、経営者としてもプロマネとしても非常に大きなベースとなったのです。
続きは、、
代表飯島の経験が凝縮された書籍、
IT業界の7割の人が誤解している「プロマネ成功の秘訣」~なぜ、あなたのプロジェクトは失敗するのか?
どのように自己の専門分野を確立し、プロジェクトマネージャー(PM)として極めていったのかを、生き生きと描かれています。読者の皆様には、この書籍を手に取り、自分自身の可能性を広げる一助としていただければと思います。興味を持った方は、是非本書を一度手に取って読んでみてください。