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【代表飯島の歴史シリーズVol.1】          

【代表飯島の歴史シリーズVol.1】          

今回は、代表の飯島がどのようにしてプロジェクトマネジメント(PM)を極めていき、そこに至るまでの歴史ストーリーをシリーズにして少しずつご紹介していきます。それでは早速いきましょう!!

はじめに、

「さぞかし華麗な経歴を持っているのだろう」と思っている読者の方が多いかも知れません。しかし、僕はそんな皆様が想像するような経歴は持っていません。

それどころか、「落ちこぼれ」から一つずつ這い上がって、ようやくここまで来られたのが実情です。

そんな僕でも、自分の専門分野を確立できるようになった経緯を知って頂き、既成概念に縛られIT業界の中で悶々と日々を過ごしている方へ、少しでも希望を持って頂きたいのです。

主題である「プロジェクトマネジメント」を語る前に、元々他業界から来て何のバックボーンも無い僕が、どうしてプロジェクトマネジメントのノウハウを身につけ体系化することが出来たのか。

それを知ることにより、「プロジェクトマネジメントは決して特別な能力が必要なものではなく、訓練次第で誰でも出来る仕事である。」ということに気づいて頂きたいのです。

それをご説明するためには、僕のキャリア形成について触れる必要があると思い、まずはそこからご紹介させて頂きたいと思いますので、読み物感覚でお気軽に眺めて頂ければと思います。

やることが見つからず先の見えない大卒ニート

文系の大学を卒業したものの、やりたいことが見つからない僕は、いわゆる「大卒ニート」として毎日仕事も就職活動もせず、ブラブラしていました。在学中にも就職活動をしたのですが、卒業単位が足りずあえなく留年。1社内定をもらっていたのですが、それもリセット。

元々それほどやりたいと強く願っていた仕事でもなかったので、そこで就活のモチベーションは完全に途切れてしまいました。そしてまた悶々とした日々のループ・・・。

それが始まったきっかけは、大学受験の時に起こった「ある事件」でした。

高校生時代

理系の高校に通っていた僕は、親元から離れて寮生活をしていました。理系に進むくらいなので、元々コンピューターには興味がありましたが、小学生の時にプログラミングを少々やっただけで、中学以降は特に積極的に触れる機会もありませんでした。

その当時は周りに医者になりたい人が多かった影響もあり、高校3年生の時は医学部受験のために日々一生懸命勉強していました。

しかし、一つ問題がありました。理数系の科目は好きでしたが、それほど点数が良かったわけではなかったのです。どちらかと言うと、英語や社会の方が数学や理科よりも点数が高い文系人間だったのです。そのせいもあり、医学部を目指して理数科目を学ぶのはとても苦労しましたが、高校3年の夏休み前の進路面談で、ようやく担任の先生から希望する医学部に「GO」サインを頂きました。

でも、ここからが事件の始まりでした。喜び勇んで夏休みに実家へ帰省した僕に、父親はこう言い放ちました。

「オマエ、推薦を受けろ」

「お父さん、やったよ。先生から医学部受けてもいいって言われたよ!」と報告するつもりだった僕には、まさに青天の霹靂。しかも、自分の話もロクに聞いてもらえずに、一方的に押しつけられたこの提案を素直に聞けるはずもありません。

それから3日3晩、父親と口を利くことはありませんでした。見かねた母親が、「お父さんもあなたのためを思って言ってくれているんだから、推薦受けてみてダメだったら医学部を目指してみたら?」といった趣旨のことを言われた記憶があります。母親を困らせるのは気が引けた僕は、言われた通り推薦を受けてみることにしました。

調べてみると、自分の内申点で受けられる推薦枠が一つありました。それは、東京の文系の学部でした。受験でも全く文系を視野に入れていなかった僕は非常に悩みましたが、「受かるはずがない。落ちたら堂々と医学部を目指そう。」と安易に考えていました。

ところが、なんと、見事に合格してしまったのです。アテが外れた僕は、もうワケがわからなくなってしまい、一生懸命自己説得のロジックを考え始めました。そして、「まぁ、東京の大学に行って東京生活ができるからよしとしよう。」と必死で妥協し推薦入学を決意したのです。

大学生時代

でも、ここから僕の心の闇が始まりました。決して悪い大学ではなかったので、周りからも羨まれたり受験勉強から先に解放されたことで色々やっかみを受けたりしましたが、僕の心は全く晴れませんでした。何か、奥歯にモノが挟まったままの状態がずっと入学後も続き、「やりたいこと」を押し殺した僕は、「やりたいこと」が全く見つからず悶々とした状況を、大学を卒業した後までずっと引きずることになります。

そんなある日、当時付き合っていた彼女の勧め(というより、「いい加減に就職しろ!」というトーン)で、就職活動を再開し目に留まったコンビニ店長の正社員募集の求人に応募しました。コンビニは大学時代アルバイトを複数チェーン店で長期間経験しており、ニートの自分にとって「働いてもよい」と思える数少ない仕事でした。その面接も大したモチベーションで臨んだわけではありませんが、頭を殴られたような衝撃を受けて家路に着くことになるとは思いもしませんでした。

続きは、、

代表飯島の経験が凝縮された書籍、

IT業界の7割の人が誤解している「プロマネ成功の秘訣」~なぜ、あなたのプロジェクトは失敗するのか?

どのように自己の専門分野を確立し、プロジェクトマネージャー(PM)として極めていったのかを、生き生きと描かれています。読者の皆様には、この書籍を手に取り、自分自身の可能性を広げる一助としていただければと思います。興味を持った方は、是非本書を一度手に取って読んでみてください。