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プロジェクトマネージャー(PM)に向いている人とは

プロジェクトマネージャー(PM)に向いている人とは

プロジェクトマネージャー(PM)って、聞くだけで何だか格好良く聞こえますよね(^^)

でも、実際は重責を担い、相当なプレッシャーも伴う職務。そんなPM職にふさわしい人物は、一体どのような特徴を持っているのでしょうか。

本日は、そんな疑問に迫るお話です。

PMの職務、分解してみましょう

PMとして求められるスキルは多岐に渡ります。その要点を、以下で紐解いていきましょう。

1. 顧客調整:課題解決のための意見調整

PMの一つ目の重要な役割は、顧客との調整役。この「調整」とは、課題解決に向けて関係者の意見をまとめ、最適な解決策を提案することです。主に「仕様調整」を意味しますが、交渉や根回しなど、顧客とのやりとり全般を指します。このタフな役割では、顧客への臆せず意見できる強さと、同時に敵を作らない柔軟さが求められます。

2. ベンダー調整:利害が対立する際の調整

顧客だけでなく、関係ベンダーとの調整もPMの重要な任務。この調整は、プロジェクトの成功に直結します。ベンダーとのコミュニケーションは、顧客とは異なります。ベンダーの利益と顧客の利益が一致しない場合、双方が納得する解決策を見つけ出すことが求められます。

3. 社内調整:社内の支持を得る

外だけでなく、社内との調整も重要。特に、プロジェクトの優先順位や社内での位置づけを考慮し、常に社内の協力を得られるよう努めることが必要です。

4. プロジェクト管理(PJ管理):進捗と課題の管理

プロジェクト全般の進捗管理はPMの中心的役割。しかし、実際にはPMOやリーダーに進捗管理を委ね、問題解決や調整がPMの主な業務となります。

5. 教育、標準化:プロジェクトの知識共有

プロジェクトは常に変化するため、標準化や知識の共有、スキルアップが重要です。成功体験を標準化し、次のプロジェクトへの引き継ぎが可能になるよう努めます。

PMに必要なのは、スーパーマンのスキル?

これらを見ると、PMにはスーパーマンのような能力が必要に思えますが、実はそんなことはありません。大切なのは、ポイントを絞り、適切に対応する能力。実は、スキルが高い人ほど、すべてを自分で解決しようとする傾向がありますが、それはかえって逆効果に。スキルがないことが、時には有利に働くこともあるんですよ。

もっと知りたいという方は、弊社代表の飯島が丁寧に解説している動画をぜひご覧になってください。