プロジェクトマネージャー(PM)

プロジェクトマネージャーとは

プロジェクトマネージャー(以下PM)とは、QCD(Quality<品質>、Cost<コスト>、Delivery<納期>)をコントロールする仕事のこと。

まず、PMの役割について。
PMは、プロジェクトが現在どうなっているのかを調べるのではなく、どうしたらいいかを考え、全体のバランスを調整する、いわばプローデューサーなのです。管理をする人を勘違いされることも多いですが、日々変化していくプロジェクトの状況を見て、冷静に的確な判断ができる、変化に強い人材こそがPMです。

PMが増えない理由とは

ただ業界として、確固たる成功モデルが確立されておらず、標準化されていないことから、PMの力量によって、プロジェクトの成否が判断されてしまいがちです。

経済産業省によると2010年代の後半から2020年にかけて、産業界では大型のIT関連投資が続くことや、昨今の情報セキュリティーなどに対するニーズの増大により、IT人材の不足が改めて課題となっており、ビッグデータ、IoT(Internet of Things)、AI(人工知能)などの新しい技術やサービスの登場により、今後さらなるITの高度化・多様化が進展することが予想されるため、中長期的にもITに対する需要は引き続き増加する可能性が高いといわれています。
その一方で、人材という「量」が足りていないことに加え、ユーザー企業もITベンダーも、プロジェクトマネジメント力に不足感を抱いているという「質」の問題があります。

量も質も足りていないと、PMになりたいと思う人も少なくなり、教えられるPM自体の数も総体的に減ってしまいます。

PMの成功の要は”傾聴力”にあり

ではPMは、報われない仕事なのでは?
と感じる方もいるかもしれませんが、大きな誤解です。

繰り返しますが、PMとは、QCDをコントロールする仕事です。
QCDさえコントロールできれば、結果が出て、PMは報われるはずです。
つまり、プロジェクトにおける、あらゆるリスクを想定し、リスク対策の計画を立て、想定外のことが起きた場合でも的確にスピーディーに対応し、納期遅延やバグが発生しないよう対処できればいいのです。

そのためには、顧客が意図していることをしっかりヒアリングできる力がPMには必要です。
相手の意図を理解し、気持ちに共感し、どうすればプロジェクトがより良い方向にいくかを一緒に考えられる、傾聴力があれば、コミュニケーションの中でも主導権を握ることができるようになります。
傾聴力は才能ではなく、多少のトレーニングは必要にはなりますが、PMをやる上では欠かせません。高い傾聴力があると、組織化してプロジェクトを遂行する際に、メンバーを巻き込んで取り組む際にも有効になります。

PMは決して孤独な仕事ではなく、プロジェクトの目的とゴールを指し示し、運営体制と役割分断をメンバーと共有し、プロジェクトの運営ルールを企てていくため、メンバーとの協働がカギとなります。

これらのポイントを押さえておけば、PM業務を行うことができます。採用側は、PMはこれらを重点的に抑えた特別教育が必要になるため、PMとしての能力はそのまま管理職としての能力に直結すると考えて、取り組むことをオススメします。