プロジェクト品質マネジメント

プロジェクト品質マネジメントとは?

プロジェクト品質マネジメントは、プロジェクトマネジメントの手法を体系立ててまとめたPMBOKの一領域で、プロジェクトのマネジメント成果物の両方を取り扱います。

プロジェクト品質マネジメントは、成果物の性質に関係なく、すべてのプロジェクトにおいて適用されてきます。
成果目標の最後が品質なので、品質は、納期遅延や予算超過につながる先行指標でもあります。そのため、品質確保をしっかりと行うことが、プロジェクトの成功率に直接つながっていきます。
PMBOK(ピンボック)では、プロジェクト品質マネジメントを「品質マネジメントの計画」、「品質のマネジメント」、「品質のコントロール」の3つのプロセスで行うとしていますが、ISO9001、10000といった国際標準化機構の定める規格やガイドラインとも整合性をもつためでもあります。

プロジェクト品質マネジメントの各プロセス

①品質マネジメントの計画

品質マネジメントの計画では、マネジメント領域の他のプロセスのマネジメント方法や進め方を定義し文書化し、プロジェクトマネジメント計画書の補助計画書を作成します。
つまり、品質マネジメントの計画では、品質方針の他スコープや成果物の記述書などのインプットから、品質マネジメント計画書や品質尺度へアウトプットとして作っていきます。

②品質のマネジメント

品質のマネジメントは計画を実行に移すプロセスのことです。「品質のコントロール」プロセスのデータや結果をもとに、プロジェクトの全体的な品質に関する状況をステークホルダーに示していきます。そのアウトプットとして行うのが、品質報告書の作成です。

③品質のコントロール

品質のコントロールでは、顧客の要求する品質実績報告(第三者的な視点からの監査やレビュー結果報告書やテスト結果報告書など)を比較して差異をチェックし、その差から、本来あるべき質を検証します。

実践で活用していくには?

品質マネジメントは、顧客の要求に一致する成果物を作成するために、プロセスの品質を高めるものです。
顧客ニーズに確実に見合うものにしていくためにも、目先のコストやスケジュールに捉われずに、満足いただける品質観点を忘れずに提供し続けることです。
QCDのコントロールという観点で言うと、納期とコストは予め定まっているため、「限られた期間と予算で顧客の求める品質をいかに実現するか」が、プロマネに求められる品質のコントロールです。
そのためには、先述の3つのプロセスを、計画から実行、監視・コントロールまで確実にアウトプットしていくことが大事になってきます。臨機応変に対応できるようにしておきましょう。